てすと4

小学生のとき、ある日突然人間がロボットに見えた。それは治ったが、以来、人との距離の取り方が下手なままだ。
研究への想い止まず日本を飛び出した俺は、アメリカの大学院に留学する。といっても英語ができたわけではないから、苦労の連続だった。アメリカの大学には世話になったが、しかしどうしても馴染めず、日本に帰り、研究者への道を模索する。
文学部出身の俺は、文系と理系の橋渡しをしたいと考えるようになり、ポスドク地獄の果て、わらしべ長者のごとく、少しずつ研究者への道を進み始めた。